日本でも絶大なる人気がある老舗ボトラー・ゴードン＆マクファイル社（以下GM社）ですが、通常では考えられない樽のストックを現在でも抱え、また商品リストは常時移り変わりながらも何百というアイテム数を誇ります。
そんなGM社の先代・ジョージ・ウルクハート氏を冠した50年熟成のシングルモルトウイスキーが入荷致しました。
ジョージ・ウルクハート氏は現GM社長の父親であり、旧コニサーズチョイス（黒や茶色のラベル）やカスクストレングス等の商品群を世に出した、まさに同社の中興の祖でした。しかし2001年、彼は残念ながら他界してしまいます。
今は亡きモルトウイスキー業界の先駆者である彼の意思が、明確に感じ取れるほどに素晴らしいボトリング。
50年熟成とラベルに明記されていますが、実際に蒸留されたのは1940年代後半とのことでしたので、ボトリングされたのが1990年代後半だと考えられます。またGM社によって今までにない特別なラベルが貼られ、日本向けに60本のみ出荷されました。
皆様が最も気になるであろう蒸留所名に関してですが、やはり残念ながら契約上の問題ということで明かしてくれませんでした。しかし中身は「誰でも知っているスペイサイドの蒸留所」ということです。GM社ボトリングで、古い年代に蒸留されたスペイサイドの著名な蒸留所といえば、グレンリベットを筆頭にマッカランやストラスアイラ、グレングラント、リンクウッド、モートラック辺りでしょうか・・・
モルトウイスキーとして50年もの熟成に耐えうる樽はほとんど存在しません。その中から厳選された樽が少量のみボトリングされ、GM社の倉庫で眠っていたのです。
モルトウイスキーの一期一絵が味わえる。５０年モルトです
お見逃しなく！