スイス製の名器FM Acoustics FM155のクローン（コピー）プリアンプです。

クローン品ではありますが、同社独特の粒立ちの良い音色が評価されているモデルです。
試聴したところ、楽器が躍るような表現は大変良かったのですが
どことなく濁り感と言いましょうか、特に中低域に篭りのようなものが感じられまして
内部を確認したところ、二箇所ほど改善点が見つかりましたので
以下の通り、手を入れてあります。（オヤイデ製 SS-47 銀入り音響用ハンダ使用）
１）出力の保護リレーがノーブランド品の安いリレーが使用されていたので
　　高品質な金銀合金接点仕様のOMRON（日本）製リレーに換装しました
　　→音の濁り感の一番の原因はこのリレーだと思います。（写真の黄色いリレーです、"HUI KE”製）
２）ALPS製のミニデテントボリュームが搭載されていましたので、純正と同じ東京光音製に換装しました。
　　→ミニデテントはこれはこれで良い物ですが、如何せん抵抗体がカーボンなので
　　　純正のプラスティック抵抗体使用の東京光音製と比べると大分音色が異なります。
たった二箇所の改良ですが、別機種に買い替えたかな…と思えるくらい大きく出音品質が向上しました。
ザラツキ・濁り感がなくなり、音色に透明感が感じられるようになったのはもちろん、
特に嬉しかったのが、背景の静寂感が増し、より各パートが引き立つようになったことです。
初めて入手される方はもちろん、既にクローン品をお持ちの方にも大変おすすめです。
（是非、聴き比べてみて頂きたいです。あっ、と驚かれること間違いありません）

昨年春頃に入手しまして、週末の音楽鑑賞時に愛用してきましたが、システム入れ替えのため
どなたか試してみたいという方にお譲りします。
クローン品（コピー品）の性質上、本家スイス製のような高精度・高品質は求められませんが
音色・外観も含め中々良い出来だと思います。（外観については写真をご参照ください）
※ネット上の記事を見ると、「ホワイトノイズが大きい」等の記事が散見されますが
　私の個体はほとんど聞こえず当たりのようです。（当たり個体のようなので改造を施した次第です）
　・ScanSpeak製ユニットを使用した自作スピーカー※能率約88-89dB程度　にて
　　ツイーター部に耳を近付けてうっすらサー音が聞こえるかな？という感じです。
　　（パワーアンプ自体がA級動作でS/Nがそこまで高くないため、このプリアンプ由来かどうかまでは分かりません）
サイズは、素人採寸ですが幅約24cm×高さ約5cm×奥行約27cmです。
付属品は、本体・電源ボックス・電源ケーブル・ACケーブル（おまけ）・取り外した部品2ヶ（ボリューム・リレー）です。

オーバーホール済みですので、到着より10日間保証いたします。
※あらためて出品前に動作確認しておりますので大丈夫とは思いますが
　万一不良が判明した場合はご返品の後、ご返金いたします。

お気付きの点・ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。
どうぞよろしくお願いします。